2012年2月28日火曜日

インストールで一苦労

OSのインストールではないです。tftp-serverとdhcpのインストールです。

まずtftp-serverがインストールされているかの確認。個人的には最近おなじみのコマンド
rpm -qa|grep tftp-server
を入力しようとする・・・・も何やら「|」がタイプできない。軽くパニクる。がわりとすぐ心当たりが。試しに「Shift + 2」をタイプ。普通なら「"」が出るはずだが、果たして画面に出たのは「@」。やっぱりね。日本語キーボードになってませんでしたのね。設定戻すのは後回しにして、とりあえずgoogle画像検索で英字キーボードのキー配置を確認。無事「|」が入力できた。この画像はこの後結構お世話になる。

結果的に tftp-server はインストールされていなかった。ので「yum install」を試みる。仕事ではパッケージのバージョンまできちんと管理しているので「ネットから最新版をダウンロード」なんてずさんなことは許されず、たいていインストールCDからrpmをコピーして使う。なので今回が初のyumであった。
yum install tftp-server
 と、ここでエラー発生。

You have enabled checking of packages via GPG keys. This is a good thing.
However, you do not have any GPG public keys installed. You need to download the keys for packages you wish to install and install them.
You can do that by running the command:
rpm --import public.gpg.key
For more information contact your distribution or package provider.
つまり「パッケージをインストールするときにGPGkeyを使う設定になっているのに、GPG公開鍵をインストールしていませんよ」、ということらしい。鍵の置き場は教えてくれない。バージョンによってディスクにあったりパッケージが置いてあるリポジトリにあったりするようだ。FedoraCore3の場合は/usr/share/rhnの下にあった。
rpm --import /usr/share/rhn/RPM-GPG-KEY-fedora
 ここで再び「yum install tftp-server」。と今度は別のエラーが。エラーメッセージを保存していないんだけどこれはリポジトリを設定していないというエラーだった。そりゃそうだ。設定ファイルを書くところからか。そこで以下サイトを参考に/etc/yum.repos.d以下のファイルを編集する。
(参考)
http://linux.kororo.jp/cont/intro/yum.php

3度目の正直、「yum install tftp-server」。が、またもやエラー。今度は「HTTP 404 Not Found」。おぉ、見覚えのあるメッセージ。上のサイトで紹介されていたリポジトリのパスは古いようだ。というわけでURLを修正して4度目の挑戦。で、ようやく成功した。
この勢いでもって「yum install dhcp」も成功。これでようやく第2段階というところか。このあともxinetdとdhcpdの設定が続く。


2012年2月26日日曜日

PXEサーバ環境を作ろう

前回までのあらすじ。
「古くなったノートPCにLinuxOSをインストールして公開サーバとして運用しようとしていたのに
気が付いたら現役で使っているPC上に仮想Linux環境を作る羽目になっていたでござる、の巻」

とりあえずWindowsOS上でLinuxを動かす必要がある。調べるといろんな手段があったが今回はVMware Playerを使うことにした。一応その他の手段についても今後の参考になるかもしれないのでさくっとメモしておこう。
ひとつはMicrosoftが提供するVirtual PCという仮想PCエミュレータ。Microsoft謹製、というわけかWindowsOS上で動かす分にはサポートが受けられるらしい。もちろんゲストOSはWindowsに限らずLinuxでも構わないけど、なんとなく「7の上でXP環境を再現したい!」みたいな用途で使うのが多いらしい。
もうひとつ、coLinuxという選択肢もあった。これはVMware Player、Virtual PCなどの実機エミュレータとは違って「WindowsのアプリとしてLinuxカーネルを動かす」というもの。ハードウェアリソースをWindowsが管理しているものから直接使うのでとにかく速い・軽いという特長がある。ただちょっと設定がめんどくさいらしい。
いずれにしても今回は一時的に使うだけの環境なのでこだわる部分でもなく、なんといってもVMwareは使った経験があるという(自分にとって)大きなアドバンテージがある。迷う必要もなかろう。

まずはVMware Playerのインストール。現在の最新 4.0.2 をダウンロードする。実は安定性を求めるなら最新版よりちょっと古い版のを使うのが無難らしいけど、まぁいいや、知らなかったし。ダウンロードは無料だけど名前とメールアドレスの登録が必要だった。メールを受け取るとダウンロードができる仕組みらしい。メールが届くのに5分くらいかかってちょっと不安になったが無事ダウンロード&インストール作業は終了。
つぎにVMware Playerで作成した仮想マシンにFedora Core 3をインストール(イメージファイルからインストールできる)する作業。Fedoraの公式サイトからFC3-i386-DVD.iso(だいたい2.4GBくらい)をダウンロードする。10分くらいかかるというので、気分転換に散歩に出かけた。

・・・・・

ただいま。

と、ダウンロードが終わっているので早速イメージファイルの場所を指定してインストール開始・・・とFedoraさん、なにやら「簡易インストール」が可能らしい。頭いいなVMware Player。なのでユーザ名とrootのパスワードだけ指定、あとはお任せでインストールさせてみる。
数分後、そこには元気にログイン画面を表示させるFedoraの姿が・・・!
そう、ログイン「画面」である。てっきり黒いコンソールにばりばりのコマンド入力と思っていたのだがあっさりGUI環境が整ってしまった。おそるべし、簡易インストール。
とにかくさっき自分で指定したパスワードでrootログインしてみる。動く、動くぞ!ちょっと感動。でも悲しいかな、せっかくのデスクトップだけどあまり使うことはなくコンソール(GNOME端末)を起動させる。記念すべき、最初のコマンド入力は

pwd

当然「/root」と表示される。けどそれにもちょっと感動。直後に「historyにすればよかったな」なんて考えられるほど心に余裕がある。1年半前が嘘のような進歩である。
これでPXEブートの準備の第1段階が終わったわけだが、この後もFedoraの設定が少し続く。

俺たちの戦いはまだこれからだ!高橋先生の次回作にご期待ください!

PXEブートに挑戦

前回の記事で「ネットワークインストール」と書いたのだけれど、ちょっとニュアンスが違ったらしい。
「ネットワークインストール」は「OSインストールに必要なCDを5枚も6枚も用意するのではなくて最小限のブートメディア(おもにCD-Rなど)で起動して残りはネットワークからダウンロードしてくる」方法のようだ。つまり最初の1回だけとはいえCD-Rドライブを使用することになる。だめだこりゃ。
一方、本来こちらが意図していたものは「ネットワーク・ブート」というそうだ。そして今回インストールしようとしているCentOSではネットワーク・ブートの方法として「PXEブート」を採用している。

PXEブートには
1. クライアント側のネットワーク・デバイス(NIC)がPXE対応していること
2. サーバ側でPXEサーバが動作していること
が必要らしい。
紛らわしいのだけれど、ここでは「クライアント=これからCentOSをインストールするホスト=dynabook」で、「サーバ=インストール作業用の仮サーバ=ASPIRE上の仮想マシン」のことである。
まずは1.について。dynabookのデバイスマネージャでNICのプロパティを確認する。…が「PXE対応してます!」と明記しているわけではなかった。けど製造元がIntelであることを確認。そもそもPXE自体Intelが策定した規格らしいので対応してないはずなかろう、ということでとりあえずOKとする。さすがIntel、入ってる。
2.の「PXEサーバ」 は要するに「DHCPサーバとtftpサーバ」のことらしい。DHCPはクライアントにIPアドレスを自動で割り当てるため、tftpは簡単なファイル転送のためのサーバなので準備は容易のはず。全体の流れはこうなる。クライアント・ホストをネットワーク・ブートモードで起動するとNICのブートROMがDHCPサーバからIPアドレスを取得してtftpサーバからブートイメージをダウンロード、そのブートイメージでホストを起動させる。この時必要なブートイメージはインストールするディストリビューション(=CentOS6.2を予定)のブートイメージの他にPXE用のブートイメージ(syslinux?)が必要になるらしい。この辺の作業は以下のサイトを参考にする。
(参考)

仮サーバとして先行して用意する環境だが、特にこだわりもないので素直にFedora Core 3を選ぶことにする。

2012年2月25日土曜日

ファーストステップ

自宅でLinuxサーバを立ち上げようと試みる。
大学入学時に購入した古いノートPC(dynabook、WindowsXPインストール済)を実機として使用する方向で検討中。下記サイトを参考にする。
(参考)
http://www.obenri.com/index.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070613/274620/

サーバに使用するOSはCentOS6.2の予定。
インストール手段としてはインストール用DVD-ROM(解説本などの付属品、またはインターネット上に公開されているisoイメージをDVD-RWに焼いて自作)を用いる方法が簡易らしいが、dynabookはCD-Rドライブ(?)が故障していて何のディスクを入れても認識してくれない(だから買い換えたのだけれど)ので、難しいといわれる「ネットワークインストール」に挑戦する。この場合インストール作業のため既にLinuxOSがインストールされている別マシンが必要になるらしい(どゆこと?)ので、まずは現在メインで使用しているPC(ASPIRE、Windows7インストール済)にLinux環境を構築することになる(VMWareかな?)。


そこで今日は改めて自宅のLAN構成を確認。
ルータ(?)はBuffaloAirStationを使用、LAN側のIPアドレスは192.168.11.1/24となっている。
これにASPIRE(192.168.11.2/24)、dynabook(192.168.11.3/24)が接続している。またBuffaloAirStationは無線APとしても機能していてスマートフォンF12-C(192.168.11.4/24)、PlayStation3(192.168.11.5/24)が接続している。現在ローカルのIPアドレスはルータがDHCPで自動割り当てしている(たぶん)が、固定IPにするのがいいかもしれない。
よくわからないのはInternet側のIPアドレスで、確認するとInternet@StartFLET'S Next(EAST)の2つが設定されていた。日頃は問題なくインターネット接続できているが、ゆくゆくはサーバを外部に公開することを考えるとこの辺の管理もしっかりした方がいいだろう。たぶんInternet@Startの方はデフォルト設定なので無効にするのが正解なのかな。