「ネットワークインストール」は「OSインストールに必要なCDを5枚も6枚も用意するのではなくて最小限のブートメディア(おもにCD-Rなど)で起動して残りはネットワークからダウンロードしてくる」方法のようだ。つまり最初の1回だけとはいえCD-Rドライブを使用することになる。だめだこりゃ。
一方、本来こちらが意図していたものは「ネットワーク・ブート」というそうだ。そして今回インストールしようとしているCentOSではネットワーク・ブートの方法として「PXEブート」を採用している。
PXEブートには
1. クライアント側のネットワーク・デバイス(NIC)がPXE対応していること
2. サーバ側でPXEサーバが動作していること
が必要らしい。
紛らわしいのだけれど、ここでは「クライアント=これからCentOSをインストールするホスト=dynabook」で、「サーバ=インストール作業用の仮サーバ=ASPIRE上の仮想マシン」のことである。
まずは1.について。dynabookのデバイスマネージャでNICのプロパティを確認する。…が「PXE対応してます!」と明記しているわけではなかった。けど製造元がIntelであることを確認。そもそもPXE自体Intelが策定した規格らしいので対応してないはずなかろう、ということでとりあえずOKとする。さすがIntel、入ってる。
2.の「PXEサーバ」 は要するに「DHCPサーバとtftpサーバ」のことらしい。DHCPはクライアントにIPアドレスを自動で割り当てるため、tftpは簡単なファイル転送のためのサーバなので準備は容易のはず。全体の流れはこうなる。クライアント・ホストをネットワーク・ブートモードで起動するとNICのブートROMがDHCPサーバからIPアドレスを取得してtftpサーバからブートイメージをダウンロード、そのブートイメージでホストを起動させる。この時必要なブートイメージはインストールするディストリビューション(=CentOS6.2を予定)のブートイメージの他にPXE用のブートイメージ(syslinux?)が必要になるらしい。この辺の作業は以下のサイトを参考にする。
(参考)
仮サーバとして先行して用意する環境だが、特にこだわりもないので素直にFedora Core 3を選ぶことにする。
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