2012年3月3日土曜日

いらんこだわりが発揮されて

準備の最終段階。DHCPサーバの設定を行う。
PXEサーバとして動かすためのdhcpdの設定というのは普通の設定にただ1行、「最初に読み込ませるファイルの設定」を追加するだけ。なので普通にDHCPサーバを動かせるようになれば作業はほぼ終了だ。

まずPXEサーバとして動かす仮想マシン(VMware Player)をPXEクライアント(つまりCentOSをインストールしようとしているPC)であるdynabookが所属するのと同じネットワークに所属させる必要がある。初期設定のままだと仮想マシン→dynabookのpingは通るが、逆は通らない。これは仮想マシンの前で仮想ルータが動作しているからだ。そこでVMware Playerのネットワーク設定を「NATモード」から「ブリッジモード」に変更する。これによって仮想マシンの仮想インタフェースは仮想ルータをまたいで(ブリッジして)実マシン(ASPIRE)の実インタフェースを使用することになる。つまり実LANに直接つながっている構成になるはずだ。dynabook→仮想マシンへpingが通れば成功である。確認。OK。

さて、現在はうちの(本物の)ルータであるBuffaloAirStation上でDHCPサーバが動いている。同じLAN内でDHCPサーバが2つ動いていては混乱のもとなので、一時的にルータのDHCPサーバ機能をOFFにするという手順が必要になる。が、ここまで順調に行ってちょっと調子に乗ったというか、ルータのLAN設定をちょっと変えてみたくなった。大したことじゃない、ネットワークアドレスを変更するだけ。

最初の記事で書いた通り、うちのLANのネットワークアドレスは「192.168.11.0/24」だった。「192.168.xxx.xxx」はクラスCのプライベートアドレスで、LAN内で自由に設定していい。と書いてあるのをよく目にしていたので「192.168.0.0/16」をネットワークアドレスにするのかと思っていたが、通常は「192.168.0.0/24」~「192.168.255.0/24」の中から好きなサブネットを選んで運用するものだそうだ。なるほど、「11」ってのはBaffaloのデフォルトなのかしらん。そうとわかれば、「せっかくだから俺は"230"を選ぶぜ!」っつって、我が家のネットワークアドレスは「192.168.230.0/24」になったとさ。
LAN内ではこの範囲のアドレスを自由に使っていい。ただし「192.168.230.0」はネットワークアドレス、「192.168.230.255」はブロードキャストアドレスなのでホストに設定することはできない。また「192.168.230.1」は通常デフォルトゲートウェイ(ルータ)のアドレスに使用する。だのでPC達には「192.168.230.2~192.168.230.254」の範囲から割り振ることになる。よし。


閑話休題。(← この言葉、積極的に使わないとどっちが正しい意味だったかど忘れしちゃう)
dhcpdの設定に戻る。dhcpdが動くために必要なファイルが2つある。ひとつは設定ファイル /etc/dhcpd.conf 、もう一つが リースしたアドレスの記録用ファイル /var/lib/dhcp/dhcpd.leases である。どっちもインストール時点では存在しないファイルなので自ら作成することになる。こんぐらいインストール時に勝手に作ってくれりゃいいのに。
dhcpd.leases は空ファイルでOKらしい。
touch /var/lib/dhcp/dhcpd.leases
dhcpd.conf は割と複雑な設定ファイルで、ほんとは /usr/share/doc/dhcp-3.0.1/dhcpd.conf.sample という雛形ファイルをコピーして編集すればよかったんだけど、ちょっと知るのが遅かったね。一から自作してしまった。ファイルの中身は書き写すのがめんどいので割愛。きっと正しく設定できたと信じて起動試験を行う。dhcpdの起動オプションに -f -d をつけると、デバッグログを標準出力に出しながらフォアグラウンドで起動するとのこと。何か設定間違いがあれば画面に出して教えてくれるのだ。やってみる。
dhcpd -f -d
しかし なにも おこらなかった
あれ?-dオプション効いてない? /var/log/messages を確認する。
Can't open /etc/dhcpd.conf: No such file or directory
え?dhcpd.conf ないって?いまさっきつくったのに?・・・・!凡ミス。ファイル名間違ってdhcp.conf にしてました。そりゃ見つからんわ。さくっと修正してリトライ。

mv /etc/dhcp.conf  /etc/dhcpd.conf
dhcpd -f -d
しかし なにも おこらなかった。(2回目)
あれ?-dオプション効いてない? /var/log/messages を確認する。
Can't open lease database /var/lib/dhcp/dhcp.leases: Permission denied

はいはい、権限ね。いわれてみれば。さくっと修正してリトライ。
chmod 777 /var/lib/dhcp/dhcp.leases
dhcpd -f -d


しかし なにも おこらなかった。(3回目)
あれ?-dオプション効いてない? /var/log/messages を確認する。
Can't open lease database /var/lib/dhcp/dhcp.leases: Permission denied

おんなじエラーじゃん!どゆこと?・・・・・、とここでしばらくハマる。

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